管理費預け金の返金
管理費預け金とは?
- 「管理費預け金」とは、共同住宅の共用部分の管理及び運営等に必要な経費のことをいい、共同住宅の所有者から徴収するものをいいます(「共同住宅管理法」第24条第1項)。
管理費預け金の返金
- 管理費預け金は、当該共同住宅の所有権が喪失されるまでは返金されないため、通常、売買契約時に売主が買主から受け取り、買主は再び次の買主から受け取ることになっています(「共同住宅管理法」第24条第2項本文)。
-したがって、アパートから引越す場合、忘れずに管理事務所に問い合わせ、管理費預け金を確認した後、新しく引越してくる買受人から精算してもらって下さい。
長期修繕積立金の返還
長期修繕積立金とは?
- 「長期修繕積立金」とは、共同住宅の管理主体が長期修繕計画により共同住宅の主要施設の交換及び補修に必要な金額を、当該住宅の所有者から徴収し、積み立てることをいいます(「共同住宅管理法」第30条第1項)。
- 長期修繕積立金は当該住宅の所有者が納付しなければなりません(「共同住宅管理法」第30条第1項)。賃借人は長期修繕積立金の納付義務者でないため、賃借人が当該住宅の所有者に代わり、長期修繕積立金を納付した場合、引越しの際には当該住宅の所有者にその納付金額を精算してもらうことができます(「共同住宅管理法施行令」第31条第8項)。