利用対象
済州特別自治道の旅行客
- 済州特別自治道から済州特別自治道以外の地域への航空機または旅客船で出港する外国人は、指定免税店を利用することができます(「租税特例制限法」第121条の13第1項及び「済州特別自治道の旅行者に対する免税店特例規定」第2条)。
免税品の購入方法
身分証明書、および搭乗券の提示
- 指定免税店で買い物をする場合、買い手の身分証明書(19歳未満の者は、医療保険証など住民登録番号が記載された証明書を含む)と搭乗券(予約確認書を含む)を提示す必要があります(「済州特別自治道の旅行者に対する免税店特例規定」第8条及び「済州国際自由都市の指定免税店運営に関する告示」第15条第1項)。
・ 搭乗券を発券する前に、済州国際コンベンションセンターで指定された免税店で免税品を購入することができますので、この場合には搭乗券ではなく、予約確認書で免税品を購入することができます。
旅行者本人が購入
- 済州特別自治道の旅行者本人に限り、指定免税店で免税品を購入することができます(「済州特別自治道の旅行者に対する免税店特例規定」第14条)。
- 代理人として免税品を購入してはならず、団体旅行客も免税品を一括購入することはできません(「済州国際自由都市の指定免税店運営に関する告示」第15条第3項)。
注文内訳の確認
- 注文をした後、次の事項を確認します(「済州国際自由都市の指定免税店運営に関する告示」第15条第1項)。
・バイヤーの個人情報:氏名、生年月日、身分証明書番号)
・販売物品の内訳:内・外国品の種類、品名、規格、単価、数量及び価額
・搭乗内訳:搭乗予定の航空機の便名または船の名称
免税品購入時の注意事項
購入限度額
- 済州特別自治道の旅行者は、指定の免税店で1回で800米ドル以下の免税品を購入することができます(「租税特例制限法」第121条の13第5項及び「済州特別自治道の旅行者に対する免税店特例規定」第5条第2項)。
- また、済州特別自治道の旅行者は、年度別(毎年1月1日から12月31日まで)に6回まで免税品を購入することができます(「租税特例制限法」第121条の13第6項)。
- 免税酒類および免税タバコは満19歳以上である場合にのみ購入することができ、下表に定める範囲内でのみ購入できます(「済州特別自治道の旅行者のための免税店特例規定」第5条第3項及び第6条)。
区分
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数量
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備考
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酒類
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1本
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1リットル以下で、400米ドル以下のものに限る。
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タバコ
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タバコ
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200本
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1回1種類に限る。
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シガー
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50本
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電子タバコ
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加熱式
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200本
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リキッド式
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20ミリリットル
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その他
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110グラム
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その他のタバコ
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250グラム
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250グラム
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指定免税店の不正利用に対する制裁
- 次の人は、その免税品購入日から1年間、指定免税店の利用が制限されます(「済州特別自治道の旅行者に対する免税店特例規定」第14条)。
・他人の名義で免税品を購入した人
・免税品の購入のために他人に名義を貸した人
・指定免税店で購入した免税品を他人に販売した人
・済州特別自治道の旅行者から免税品を購入した人
- 次のいずれかに該当する人には付加価値税、個別消費税・酒税と関税が賦課されます(「済州特別自治道の旅行者に対する免税店特例規定」第10条)。
・指定免税店で他人の名義で免税品を購入した人
· 免税品を不正流通した免税店運営者
・購入した免税品を他人に販売した済州特別自治道旅行客
・済州特別自治道を旅行した外国に住む外国人から免税品を購入した人
- 免税品購入限度額、購入回数、購入数量を超過して免税品を販売したり、済州特別自治道旅行以外の人に免税品を販売した場合には、指定免税店の運営人が超過する金額または販売物品に対する関税などの税金を負担します(「済州国際自由都市指定免税店運営に関する告示」第22条第2項)。
- 済州特別自治道の旅行者が指定免税店で他の旅行者の人を利用して不正に免税品を購入した場合には、買い手がその免税品に対する関税などの税金を負担します(「済州国際自由都市の指定免税店運営に関する告示」第22条第3項)。